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December 20, 2010

Guitar & Vocal: Danna「2音半のチョーキングする時にゆがめる顔」

このバンドのGuitarであるが、この人のステージを見るとMC担当なのかGuitarが担当なのかわからなくなる。酒が入ると歌って踊れる不動産コンサルタント(地上げ屋)にも変身する。Guitarを長年やってきた様だが、KISSICOを結成してからMCの役が回ってきて、その魅了に取り付かれたようである。彼は演奏で観客を沸かせることよりMCで沸かせることに命を賭けているようである。実はMCで滑ったときの孤立感が気持ちいいらしい。
Yomeにメインボーカルを奪われ、さらには「Marboo & Double Dribbles」というバンド名まで変更させられたDannaは一時期腐りまくっていた。しかし本来のギターに集中できることに気づき、それがKISSICOのサウンドに厚みを増していったようである。KISSICOの曲を聴いていただければわかるように、いかにもギターのカッティングリフ一発で作った曲が多い。他のメンバーがどんなにアレンジを変えようとも、ギターごり押し、ワガママオヤジのカッティングリフは変わることなく、これがKISSICOのカラーになってしまっているのは彼のなせる技というか バンドの不満になっているというか...。ま、とにかくこのワガママオヤジの影響は大きいようである。
このカッティングにこだわるのは、彼はもともとヘビメタ少年であったことに他ならない。中学・高校時代はライトハンドばりばり、早弾き命だったらしい(恐)。大学に入り、一時期Fusionにも走ったが、Noodleとの出会いにより、女の子キャーキャー言われたいがためにビートバンドへ方向を転じてしまう。このバンドはプロになりCDデビューまでやってのけたが、Dannaは当時CDプレーヤーを持っていなく、それを理由に参加していない。
社会人になり、Blues、Funk、Soul、Jazz等にめざめていろんなジャンルのいいとこどりをしているが、結局はなんの色も出てなく、唯一自慢できるのは2音半のチョーキングする時にゆがめる顔である。

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